2016年

[詩:きゅーくつ]


きゅーくつを愛せたら、
愛されたかもしれない。


でも、
きゅーくつが嫌いだから、
愛されたのかもしれない。


何かに対して、
きゅーくつだからやめて下さい、
と言いたい。


一方で、
きゅーくつなほど閉じ込められて
安心したい。


きゅーくつのきゅーくつさ加減。
好きと嫌いのライン。


2016/10/3


[詩:雨降り]


雨降り
屋根を流れる水の束
雨降り
道路脇に広がるしぶき
雨降り
いつもよりくぐもった飛行機音
雨降り
窓越しに想う誰か
雨降り
緑達のシャワータイム
雨降り
洗われてゆく心
雨降り
屋根を叩く粒
雨降り
花を濡らす優しいキス


2016/09/22


[散文:何したかったんだっけ?]


そもそもなんで


感情のフタなんて開けたかな。


苦しいから感じずにいたんだろうに、
扱わずに来たんだろうに。


キャパオーバーして感情オフってまた

繋がれない寂しさ感じて。


何したかったんだっけ?
わたし、向いてないかも。


もうすぐ誕生月なんだよなー


もう寂しいのはやだなー


2016/9/22


[詩:切り取っては愛]


般若心経にある、
「色不異空空不異色、色即是空空即是色。
 受・想・行・識亦復如是。」


ないけどある。あるけどない。
そんな世界で表現と理解に遊ぶ。


強く想うこと、感受すること。
行動し、考えること。


「ないけどある。あるけどない)は、風のよう。
強くなり肌に触れ通り過ぎ目には見えない。
それを、忘れることもでき、取り上げることもでき、
なかったように振る舞うこともできる。


真実はただこの肌に。

ワタシをカタチづくる、
このエネルギーのフィールドに残る。


切り取っては花。切り取っては魔。
切り取ってはあくた。切り取っては愛。


誰になんと評されようと、

ワタシに残るワタシの真実。


2016/6/28


[散文:微笑みが唇に帰る場所]


したいのにできないってことはあるじゃんね。
そこで悩むってことはさ、できない自分に納得してないんだよね。
何が納得いかないんだろう。
って、考えると、
そこに痛みがあるわけだよね。
どんな…?
愛してる、とか、愛してたってことがわかってもらえたら、痛くないかな。
私だったら。
愛されてたんだなってわかったら、痛くないかな。
だからやっぱり、愛したいけど愛せない痛みと愛されたいけど愛されない痛みと、自分らしくいたいのに○○べきにしばられて自分らしく居られない痛みがある・・・?
あ、でも、痛みで考えるとわかりやすいかも。大きくみっつ。
自分らしくいられないなら、自分らしくない自分がつながってる人間関係の中で、愛せる相手も見つからないし、愛されているのは自分らしくない自分だから、愛されたいと切に願っている本当の自分が愛されることもない。
そうなると一番始まりの痛みは、自分らしくいて愛されることをあきらめちゃったことから始まるのかもしれない。自分らしくいることを許されなかった痛み。自分らしくいることで相手を傷つけたり、自分らしくいることで大切にしたい相手に迷惑をかけた痛み。
自分らしくいることを諦めてなかったら挑戦や探求があるから、悩むことにはあんまり時間を使わないものね。
自分らしくいることを諦めるって手もあって、愛されることを諦めるって手もある。
両方諦めることもあるかも。どれも生きるための選択だよね。
でもさ、本当は自分らしくいて愛されたっていいのにね。お互い。ダメ?
まだまだ痛みがあるんだなぁって思う。
愛とニーズが混ざりやすいんだよね。
アレコレ考え込んだら、自分らしい、がどれなのかすら、見えなくなっちゃう。
誰かを傷つけずに生きるってことを諦める、、、そんな選択もあるのかな。
自分を許したり、自分を愛したり、する時間。
うん。
ゆっくり行こう。
ゆっくり息を吸ってはいて、痛いのを溶かしながら。
痛くて息をつめてる自分に気が付いて、
痛みから逃げようとして忙しくしてる頭に気が付いて、ゆっくり息をしよう。
自分の中を、ちゃんとエネルギーが流れるように。
自分の中心にいられるように。
グルグルちゃんが鎮まるように。
無理してる部分に気が付いて。
そうして愛に戻ろう。
ハートにいた時の感覚は、どうだったっけ?
微笑みが唇に帰る場所。
2016/04/07


[詩:心臓]
この心臓は
何を覚えているんだろう
何を暴れているんだろう


四角四面の愛の箱に閉じ込められて
窮屈だと言っている


愛に手が届かなくて
身体の位置づけを間違えて
嫌だいやだと泣いている


大事な人がたくさんいて
困っている
孤独に怯えている


頼りになるのは一筋の光
思考でも感情でもなく、わたしを導くもの
わたしを動かす
もっと大きな愛の流れ


2016/03/01


 [詩:お布団に入って]


お布団に入って
自分と自分のやりとりを聞く


ただ愛されたいだけなんです、、、


、、、そうですかぁ、、、


肩を抱いて眠る


2016/2/17


2015年

「詩:殻を破るもの」


自分には力がない、と思っていたから
力がなかったんだな。


自分に力がある、と知るのは
決心した後なんだな。


すべては、決心から始まる。


殻を破るもの。
それはすでにわたしの中に。


2015/11/2


[詩:夢の実り]


夢を生きるか生きないかは、
単純な白黒の世界ではない。
100%夢を生きるか
100%夢を諦めて生きるかの間に、
濃淡と表現の世界がある。
有限の体が、有限の時を舞台に、
心に映った世界を作っていく。
その、作り方とタイミングが人生の表現。


道を行く人。
気づきという瞬間移動を使う人。
今日の心を
明日に伸ばせば伸ばすほど、
今が見えなくなる。
心を見失う。
出会うはずだった相手も迷子。
あなたのチームは孤立して、
援軍を待ちながら道を進んでいく。


空を介して呼び合う。
体が反応したこと、心が響いたことを行う。
心を整えて行う。
事を荒げず、準備する。
出会うべき人に出会って、
ヨロコビと涙を分かち合う。


動けない今日もまた、受け入れて
心の声と頭の声と体の反応に気づいていく。
自分を知ること。
相手を知ること。
愛を知ること。
夢の実り。


2015/5/3


[詩:心へ 心より]


心よ
何を求めているのですか
---許されることを。
震え 縮こまることを
空を見上げる喜びを
愛を求めて 泣くことを
ワタシは 許して欲しいんです


心よ
何を感じているのですか
---イマ、ここにある愛を。
与えられた生命を
通じ合えない寂しさを
上手に愛し会えない苛立ちを
ワタシは 感じているんです

心よ

あなたを分かりたいのです

---本当に?

閉じ込められた魂に
ここにいることの心細さに
あの人に出会えた喜びに
目の前の人が抱える痛みに
死の優しさに


気がついてしまったら
あなたは明日からどう振る舞うのでしょう


長い時間をかけて、

ワタシを見失っていったあなた。


それでも。


ワタシは待っていたんです

あなたが耳を傾けてくれる日を


あなたの呼吸を自由にし
あなたの胸をあたためられる日を


あなたの瞳と繋がって
真実ではない世界を洗い流す日を


そして真実の自分と 場所と 相手を
あなたと共に
見つけられますように。


2015/04/22


[詩:光の供給]


樹影と星明かり
目に見えない星の
またたきの音


屋根も街灯も少ない場所で
立ち尽くす時間


流れ星
感応
耳栓
心臓の音


炬燵の熱が篭った体と
柔らかな夜気


樹影に灯る星明かり
見つめるほどに増えるまたたき


動けない
足うらに感じる根が
大地の広がりを感じていくから


動けない
秘密の想いに
光の供給がされるから


2015/3/17


[散文:束縛]


愛してるっていうのは、
束縛したり、されたりするってことじゃない。
でも、三次元的ないろいろなことを通して、
束縛は違うって確かめたり、束縛してって頼んだり。


なんでしょーね、これは。
愛には関係ない、愛に近づくためのオモチャ。


2015/2/16


[詩:龍のような心]


活き活きとした心臓を感じる。
喜怒哀楽だけでなく

神々への思慕もまた、
心臓を打つ。


それは喜びを超えて、楽しいを超えて、
官能に近づき、透明に昇華する。


怒りという浄化の炎。
氷のような哀しみ。
憧れという名の飛翔。
まっすぐに天に昇る、龍のような心。


2015/2/11 

*写真は天河神社の護摩焚きの様子です*


[詩:肩を抱いて眠る]


あなたを愛してると思えば
わたしの心はまあるくミチル


あなたへの気持ちを誤魔化そうとすれば
するほど
わたしのこころは千々に乱れる


「愛してるよ」


肩を抱いて眠る


マインドからハートへ
降参のポーズ


2015/2/9


[詩:愛を教えてくれた人]


「これは嫌!」と分かっていたけど
何が欲しいのか
言えなかった私に
私の欲しい「何か」を教えてくれた人


それはあなたの生き方
他者との、自分との接し方
柔らかな言葉
手の触れ方
正直な心の表現
心溢れ、現れ出た瞬間


私の中にも
愛は確かにあったのだけど
伝え合う術を知らなかった


私の欲しい「扱い」を
私のしたい「扱い」を
声のトーンを
手の表情を
教えてくれた人


私が愛したあなた


2015/2/9


[詩:柚子]


食べて食べてとたわんだ枝から
いただいてきた柚子ひとつ
ゆるくしぼって醤油と合わせりゃ
鍋のつゆ
つぶれ残った果肉と薄皮、
砂糖とリンゴでジャムにした


食べて食べてと光った柚子は
お日様色の皮ばかり
去年は数えきれないほどの、
今年は3個だけの柚子
・・・庭の柚の木、疲れたかしら。


表皮をそいで刻めば、薬味にも
味噌田楽に添えられ柚胡椒にもなって
私達に食べられる


差し出された手のような
あなたの枝 あなたの果実
あなたがくれた 豊かな時間


2015/1/4


2014年

[詩:何も与えられなかった魂は]


何も与えられなかった魂は
貧しいのだろうか


与えられすぎて
スキマのなくなった心
不安からの言葉
不安からの食べ物
不安からの水
遠い未来の準備


何も与えられなかった魂は
貧しいのだろうか


ワタシの内側にあるもの
木々の、石の内側にあるもの
にじの内側にあるもの
アナタの内側にあるもの


やがて、ひとつがひとつじゃなくなって
飢えと渇きが手を伸ばす
孤独が出逢いの幸を教える


言葉の内側にあるもの
食べ物の内側にあるもの
水の内側にあるもの
星の内側にあるもの


懐かしい未来のワタシ。
そしてつながる
懐かしいアナタと。


2014/12/16


[詩:なくしもの]


私が私でいていいという あたりまえのことを
こうすべきだ、という 強い思い込みで奪った人を
私は今、許します。
私が私でいていいという あたりまえのことを
誰も奪えはしないのだから。


なくしものを 見つける術は、
なくしていないと思い出すことでした。


外の意見を受け入れて、
自分に目隠しした日のことを
私は今、許します。


2014/11/19


[詩:怒り]


私は奴隷になりました。
心の奴隷に
感情の奴隷に。
パッと開いた花火のように
煌めいた
一瞬の閃光
脳内のスパーク。
私はこれが止められない
自分も相手も傷つけると
わかっていながら
止められない。
「生きているのか!」
と問うように
火を噴く
冷気を放つ
「生きたいのよ!」
と叫ぶ。
重い集合無意識の蓋に
挑んでいる。
私は怒っている
龍の咆哮
私は怒っている
天開く稲妻のように。


2014/11/19


[詩:わたしとあなた]


太い柱をぐるりと周って
わたしはあなたに
あなたはわたしに
出会いました。
両手を繋いで見つめ合い、
瞳に映る自分に出会いました。


あなたがみたのは未来のわたし
理想の私
私がみたのは未来のあなた
理想のあなた
お互いの才能。
魂のプログラム。


私とあなたは失敗し
プンスカプンと ひと周り、
柱を巡って再会しました。
私とあなたはケンカして
再会を避けて立ちどまり、
柱を背にして
泣きました。


涙が瞳を洗った後には
輝く青空。
太い柱をぐるりと周って
私はあなたに
あなたは私に
近づきました。


私がみた才能は あなたの中に
私に見た才能も あなたの中に
あなたがみた才能は 私の中に
あなたに見た才能が、そう、私の中にも!
ふたりはも一歩近づいて
ムゲンの交歓に 溶けました。


2014/11/19


[詩: 花のように]
花のように
両腕を広げ
光の粒を受け取って
クオーツ時計の代わりにしたい


わたしを形作るツブツブに
光のラインが入り込む
身体が あたたまっていく
膝下までを地面に浸かり
水と養分と大地の気が
自分に染み込むままに味う


流れ込み、
溢れるものが
抑えきれずに伸びをする


風は優しく身体を巻いて
太陽や精霊と話すうち、
おでこの花が喜び光り
陽に反射して美を誇る
陽が傾き始めれば
色づく空にうっとりと
ため息ついてうつむき眠る


そう、あなたが
今日の1日を花のように受け取って
安らぎのうちに
眠りにつくことができますように


そう、あなたが
花の開くように
明日の目覚めを
迎えることができますように


おやすみなさい
おやすみ なさい


2014/9/9



[散文:再誕生のプロセス]


リ バース。再誕生のプロセス。
愛が愛として伝わらなくて、悲しかったこと。
怖い気持ちを笑われたこと。
本当のことを言ったのに、ウソだと決めつけられたこと。
ハタからみれば些細なことの重なりなのに、
心が何に繋がっていいのか、迷子になって、淋しくて、孤独で…。
そんな気持ちで過ごした時間が、
ずっと昔からワタシのドコカに
しまわれて来たのかもしれない。

蓋が開いて、悲しみのエネルギーが流れ出す。
それを感じるのが苦しいから、辛いから、
しまったものなのに。
胸を締め付けながら、ワタシを通過していく。
声にならない、あえぐような、
全身の細胞から昇る叫び。
嗚咽というのは、きっとこの音。

「ワタシは愛を選択します。
ワタシは愛を選択します。
誰にわかってもらえなくても、
誤解されても、伝わらなくても、
ワタシは愛を選択します。
そしてワタシは、
ワタシが愛を選択したことを、覚えているよ。」

これはおまじないの言葉かもしれない。
嗚咽の中で、胸を締め付ける悲しみの中で、
愛を選択する。再びここに生まれる。

再誕生のプロセスを経た魂は、
あたたかな腕で抱きしめられる。
あたたかな詩で迎えられる。

そうであって欲しいから。
愛の時間と場所を、創り続ける。
祈りに満ちた衣のように、誕生を待つ。
愛の豊かな経験は、すべてのワタシを力づける。
生命の、輝きになる。


2014/6/15


2013年

[詩:より大きな何ものかへの愛情]


「国力を上げるために」という
祖父の言葉を
父は眉をしかめて聞いていた
(いつまで他の国と競争しているんだろう。
いつまで戦っているつもりかな?
この国際協調の時代に。)と。


「持続可能な社会を作るために」と熱弁を奮う父を僕はやれやれと肩をそびやかして見ていた。
(いつまで社会のことだけ、
人間のことだけ考えているんだろう?
地球上にはたくさんの生き物が
一緒に暮らしているのに。)
と。


「地球が命あふれる美しい星で
あり続ける為に」と、
これ以上の正義はないだろうとばかりに
気取って語る僕を尻目に、
息子は本を読んでいる。
(パパのいうことはちょっと狭いんだよな。
地球のことしか考えていないんだから。
そんなだから人類は、この太陽系の奇跡の均衡を
危うく破りそうになったんだ。
星々の軌道がちょっとでもズレたら、
何が起こるか知っているはずなのに。)と。

若い世代の言うことを、
一つ上の世代は聞かないフリして聞いている。
(まったくあまっちょろくて
地に足つかない考えだ。
目の前の現実をどうにかするのが先だろう。
これだから息子たちには
まだまだ任せられないんだ。)と。
そんな私たちは
一つの欲望と愛でつながっている。
より長く子どもたちが生きられるように。
より幸せに子どもたちが生きられるように。

より大きな何ものかへと
愛情を注ぎ続けている。

更に未来を生きる人々の意識は、
銀河系をも含むかもしれない。


生活圏の拡大と
意識的な進化の果てに。


2013/12/31


[散文:平和の道具]


「どうぞ私を平和の道具としてお役立てください。」そう祈るようになって数年が経った。
けれど、それが想像を超え始めると、人は不安を感じるものであるらしい。未知の領域に足を踏み出せば、それが素晴らしい経験であっても落ち着かない気持ちになる。
願いは聞き入れられ、私がどの様に使われようと、何を今更、この胸はざわめくのか。
しかし、未知は一度経験してしまえば既知なのだ。そして人に話して、「そういう話はよく聞きますね」なんて言ってもらうと安心するのだ。
胸に打ち寄せる大波を鎮める頃には、私はまた一つ大きく息をすることを覚えているだろう。
波に砕かれることのなかった心と、そこに注がれた勇気の源を知るだろう。
信じたことが現れて、知っていることになっていく。
さらには信じる過程をすっ飛ばして、未知との遭遇はある。そして求める。新しい智慧の言葉を。新しい智慧の行いを。
この時、求める姿は不恰好だ。なぜなら、答えを知らないから。まったく知らないものを求める時、その行動は混沌として不恰好にならざるを得ない。
しかしながら、世には先達がいて、賢人がいる。不恰好な自分がどう思われるかと恐れながらも求めれば、何がしかが手に触れる。手がかりに触れる。
伏線はすでに張り巡らされ、一つ一つのピースが揃い、鍵穴に鍵は差し込まれる。
そうして、次の扉は開かれる。
確信とともに。


2013/11/5


2012年

[詩:金龍]


黒煙に煤けたウロコのひとつひとつを磨き
その腹に赤く透き通った繭を抱くを知る


手のひらはクルクルと動き、
髪で線をなぞる


金龍に対峙する
その瞳は澄んでいて、意志を読むことはできない


金龍に背をもたれて休む


わたしに、お役に立てることはありますか?
わたしをお役立てください。


心静かに生きると決める
空を仰げば雲間から光が差している


調和とやすやぎを迎え
さあ、新しい太陽を迎えよう


2012/12/31